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  • 2026.4.16

【インプラント治療】格安ワンピースタイプインプラントに注意!?

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こんにちは。沖縄県那覇市おもろまちのナハデンタルです。

インプラント治療は近年広く普及し、多くの歯科医院で提供されるようになりました。その一方で、インターネットや広告などで「格安インプラント」や「低価格治療」といった表現を目にする機会も増えています。

確かに費用面は治療を選択するうえで重要な要素ですが、極端に安い価格が提示されている場合には慎重な判断が必要です。特に最近、ワンピースタイプのインプラントが安価な治療として広まっている傾向があり、注意が求められます。

ワンピースタイプインプラントについて

まずワンピースタイプとは、インプラント体(顎の骨に埋め込む部分)とアバットメント(上部構造を支える接続部分)が一体化している構造のインプラントです。

これに対して、現在主流となっているのはツーピースタイプ(2ピースタイプ)のインプラントであり、インプラント体とアバットメントが別々のパーツとして構成されています。

ワンピースタイプの最大の特徴は構造がシンプルであることです。 そのため製造コストが低く、手術工程も比較的簡略化できることから、治療費が安く設定されやすい傾向があります。

しかし、この「安さ」の裏にはいくつかのリスクやデメリットが存在します。

まず一つ目は、インプラント周囲炎のリスクです。

インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に炎症が起こり、最終的にはインプラントが脱落してしまう可能性のある重大なトラブルです。ワンピースタイプは構造上、細かな調整や清掃が難しく、細菌が繁殖しやすい環境になりやすいとされています。そのため、長期的な安定性において不利になるケースがあります。

二つ目は、治療の柔軟性の低さです。

ツーピースタイプの場合、インプラント体とアバットメントが分かれているため、患者様の噛み合わせや骨の状態に応じて細かい調整が可能です。 一方、ワンピースタイプは一体構造のため、角度や高さの調整が制限され、理想的な位置に補綴物(被せ物)を装着することが難しくなる場合があります。

三つ目は、トラブル発生時の対応の難しさです。

ツーピースタイプであれば、アバットメントのみを交換するなど部分的な対応が可能ですが、ワンピースタイプでは問題が生じた場合、インプラント全体を撤去しなければならないケースもあります。これは患者様にとって身体的・経済的な負担の増加につながります。

さらに、世界的な標準という観点から見ても、現在主流となっているのはツーピースタイプのインプラントです。多くの研究や臨床実績が蓄積されており、長期的な成功率や安全性が確認されています。そのため、信頼性の高い治療を求める場合には、この標準に基づいた選択が重要となります。

当院では、このような理由からツーピースタイプのインプラントのみを採用しています。

患者様一人ひとりの状態に合わせた精密な治療計画を立て、安全性と長期安定性を重視した治療を提供することを大切にしています。インプラントは一度入れたら長く使うものだからこそ、初期費用の安さだけで判断するのではなく、将来的なリスクやメンテナンス性まで含めて検討することが重要です。

確かに費用は無視できない要素ですが、「なぜその価格なのか」をしっかり理解することが大切です。極端に安い治療には、それなりの理由がある場合が多く、結果として再治療やトラブルにつながる可能性も否定できません。

インプラント治療を検討されている方は、価格だけでなく、使用されるインプラントの種類、治療実績、アフターケア体制などを総合的に確認し、信頼できる歯科医院を選ぶようにしましょう。 大切なのは「安さ」ではなく「安心して長く使えること」です。適切な知識を持ち、納得したうえで治療を受けることが、満足のいく結果につながります。

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