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- 2025.8.8
インプラント治療の来院回数について|那覇市の歯科医院が詳しく解説

インプラント治療を検討されている患者様にとって、治療期間中の来院回数は重要な関心事の一つです。仕事や家庭の都合上、頻繁な通院が困難な方も多く、事前に来院回数を把握することで治療計画を立てやすくなります。
沖縄県那覇市のナハデンタルでは、患者様のライフスタイルに配慮し、効率的な治療スケジュールを組んでインプラント治療を行っております。本記事では、インプラント治療における来院回数について、治療段階別に詳しく解説いたします。
インプラント治療の標準的な来院回数
一般的なインプラント治療では、初診から治療完了まで約8-12回の来院が必要となります。この回数は、患者様の口腔内状況、治療の複雑さ、選択する治療法によって変動します ナハデンタルでは最短で3回程度で終了可能なインプラント治療もご用意いたしております。
標準的な治療の流れでは、初診・カウンセリング、精密検査、手術前処置、インプラント埋入手術、治癒期間中の経過観察、型取り、最終補綴物の装着、メンテナンスという段階を経ます。各段階での来院目的と必要性を理解することで、治療全体の見通しを立てることができます。
治療期間は通常3-6ヶ月程度ですが、骨造成術を併用する場合や、複数本のインプラントを行う場合には、期間が延長され、来院回数も増加する可能性があります。
治療段階別の詳細な来院スケジュール
インプラント治療は複数の段階に分かれており、各段階で特定の処置と検査が行われます。段階別に来院回数と目的を詳しく解説いたします。
初期段階(診断・治療計画立案)
初期段階では通常2-3回の来院が必要です。初診時には詳細なカウンセリングと基本的な口腔内検査を行います。患者様のご希望やお悩みを詳しく伺い、インプラント治療の概要について説明いたします。
2回目の来院では、CT撮影やレントゲン検査、血液検査などの精密検査を実施します。これらの検査結果をもとに、詳細な治療計画を立案し、治療期間、費用、リスクについて詳しくご説明いたします。
3回目の来院では、治療計画の最終確認と、インフォームドコンセント(十分な説明に基づく同意)を行います。患者様が納得して治療を受けられるよう、疑問点や不安について十分に話し合います。
前処置段階(1-3回)
インプラント手術前に必要な前処置を行います。歯周病がある場合には歯周治療を行い、口腔内の炎症を除去します。抜歯が必要な場合には、この段階で実施し、適切な治癒期間を設けます。
虫歯治療や不適合な被せ物の交換など、口腔内環境の改善も重要な前処置です。これらの処置により、インプラント手術の成功率を高め、長期的な安定性を確保します。
▼前処置で行われる主な治療 ・歯周病治療(スケーリング、ルートプレーニング) ・虫歯治療 ・不良補綴物の除去・交換 ・必要に応じた抜歯 ・口腔衛生指導
インプラント手術当日の来院
インプラント埋入手術は通常1回の来院で完了します。手術時間は、埋入するインプラントの本数や手術の複雑さによって異なりますが、1本あたり30分-1時間程度です。
手術当日は、術前の体調確認から始まり、局所麻酔の実施、インプラント体の埋入、縫合という流れで進行します。手術後は、術後の注意事項について詳しく説明し、処方薬をお渡しします。
即時荷重インプラント(手術当日に仮歯を装着する方法)を選択された場合には、手術と同日に仮歯の装着も行います。この場合、来院時間は通常より長くなりますが、歯がない期間を最小限に抑えることができます。
骨造成術を併用する場合
骨量が不足している場合には、骨造成術(GBR法、サイナスリフト等)を併用します。この場合、骨造成術とインプラント埋入を同時に行うか、段階的に行うかによって来院回数が変わります。
同時に行う場合は1回の手術で完了しますが、段階的に行う場合は2回の手術が必要となり、それぞれに1回ずつの来院が必要です。骨造成術を行った場合、治癒期間も通常より長くなるため、経過観察の来院回数も増加します。
治癒期間中の経過観察
インプラント埋入後の治癒期間中には、定期的な経過観察のための来院が必要です。この期間は、インプラント体と顎骨が結合するオッセオインテグレーションが進行する重要な時期です。
術後経過観察のスケジュール
手術後1週間以内には、創部の治癒状況を確認し、縫合糸の除去を行います。その後は通常、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後に経過観察を行います。この期間中の来院回数は通常3-4回程度です。
経過観察では、レントゲン検査による骨結合の状況確認、創部の治癒状態の確認、口腔衛生状態のチェックなどを行います。問題がなければ、最終補綴物製作のための次の段階に進みます。
治癒期間の個人差
治癒期間には個人差があり、年齢、全身状態、骨質、喫煙習慣などの要因により左右されます。上顎では通常4-6ヶ月、下顎では3-4ヶ月程度の治癒期間が必要です。
治癒が遅い場合には、経過観察の間隔を短くしたり、治癒期間を延長したりする場合があります。この場合、来院回数が増加する可能性があります。
最終補綴物製作段階
インプラントと骨の結合が確認された後、最終的な人工歯冠(補綴物)の製作に入ります。この段階では通常2-3回の来院が必要です。
型取りと仮合わせ
まず、精密な型取りを行います。従来の印象材を使用した方法と、デジタルスキャナーを使用した方法があります。デジタルスキャナーを使用する場合、より快適で精密な型取りが可能です。
型取り後、技工所で補綴物を製作し、次回来院時に仮合わせを行います。色調、形態、咬合などを確認し、必要に応じて調整を行います。患者様に満足していただけるまで、細かい調整を繰り返します。
最終装着と調整
仮合わせで問題がなければ、最終的な補綴物を装着します。装着後も咬合調整や形態修正が必要な場合があり、1-2回の調整来院が必要になることがあります。
最終装着後は、正しいメンテナンス方法について詳しく指導し、定期検診の予約を取らせていただきます。
複数本のインプラント治療における来院回数
複数本のインプラントを同時に行う場合と、段階的に行う場合では、来院回数が大きく異なります。患者様の口腔内状況や全身状態を考慮して、最適な治療方法を選択いたします。
同時埋入の場合
複数本のインプラントを同時に埋入する場合、手術は1回で完了するため、手術に関する来院回数は1回となります。しかし、複数本の補綴物製作には時間がかかるため、型取りや調整の来院回数が増加する可能性があります。
全顎的なインプラント治療(オールオン4やオールオン6など)の場合、手術当日に仮歯を装着し、その後段階的に最終補綴物に置き換えていきます。この場合、仮歯の調整や最終補綴物の製作のために、通常より多くの来院が必要となります。
段階的治療の場合
口腔内の状況や患者様の希望により、複数本のインプラントを段階的に行う場合があります。この場合、各段階でそれぞれ手術から補綴物装着までの一連の治療が必要となるため、来院回数は大幅に増加します。
例えば、4本のインプラントを2回に分けて行う場合、単純計算で通常の2倍の来院回数が必要になります。ただし、2回目以降の治療では初診時の検査が省略できるため、実際の増加率はより少なくなります。
特殊な治療法における来院回数
標準的なインプラント治療以外にも、患者様の状況に応じて特殊な治療法を選択する場合があります。これらの治療法では、来院回数が通常と異なる場合があります。
抜歯即時インプラント
抜歯と同時にインプラントを埋入する抜歯即時インプラントでは、抜歯とインプラント手術を同日に行うため、手術回数を1回に削減できます。これにより、全体的な来院回数を2-3回程度減らすことができます。
ただし、抜歯即時インプラントは適応症例が限られており、感染がないこと、十分な骨量があることなどの条件を満たす必要があります。
ガイデッドサージェリー
コンピューターで事前に手術計画を立て、サージカルガイドを使用するガイデッドサージェリーでは、手術時間の短縮と精度の向上が可能です。事前の計画が詳細であるため、手術当日の処置がスムーズに進行し、場合によっては来院回数の削減にもつながります。
遠方からの患者様への配慮
沖縄県外や離島からお越しの患者様に対しては、来院回数を最小限に抑える集中治療プランをご提案しております。数日間の滞在で必要な処置を集中的に行うことで、通院の負担を軽減いたします。
集中治療プランの内容
初診から手術まで、または型取りから補綴物装着までを短期間で行う集中治療により、通常より少ない来院回数での治療完了を目指します。ただし、治癒期間は省略できないため、最低限必要な期間は確保いたします。
宿泊施設のご紹介や、治療スケジュールの調整など、遠方からの患者様のサポート体制も整えております。
来院回数を減らすためのポイント
患者様の協力により、来院回数を最小限に抑えることが可能です。以下の点にご注意いただくことで、効率的な治療進行が期待できます。
治療前の準備
治療開始前に口腔内環境を整えておくことで、前処置の回数を減らすことができます。定期的な歯科検診と口腔清掃により、歯周病や虫歯を予防または早期に治療しておくことが重要です。
予約の遵守
予約をしっかりと守っていただくことで、計画通りの治療進行が可能になります。予約の変更やキャンセルが頻繁にあると、治療期間が延長し、結果的に来院回数が増加する可能性があります。
術後管理の徹底
手術後の注意事項を守り、処方薬を指示通りに服用することで、良好な治癒を促進できます。これにより、経過観察の間隔を延ばしたり、合併症によるトラブル来院を避けたりすることができます。
デジタル技術による来院回数の削減
最新のデジタル技術の導入により、従来より少ない来院回数でのインプラント治療が可能になっています。当院でも積極的にデジタル技術を導入し、患者様の負担軽減に努めております。
デジタル印象による効率化
従来の印象材を使用した型取りの代わりに、口腔内スキャナーによるデジタル印象を使用することで、型取りの精度向上と時間短縮が可能です。また、再度の型取りが必要になるリスクも軽減されます。
CAD/CAM技術の活用
コンピューター支援設計・製造(CAD/CAM)技術により、補綴物の設計と製作が効率化されています。これにより、仮合わせの回数を減らし、より精密な補綴物を短期間で製作することができます。
年齢・全身状態による来院回数の違い
患者様の年齢や全身状態により、必要な来院回数が変わる場合があります。これらの要因を考慮した治療計画の立案が重要です。
高齢者の場合
高齢者では治癒期間が長くなる傾向があるため、経過観察の間隔を短くしたり、観察期間を延長したりする場合があります。これにより、来院回数が増加する可能性があります。
また、全身状態の管理のため、内科医との連携が必要な場合には、追加の検査や相談のための来院が必要になることがあります。
全身疾患がある場合
糖尿病や心疾患などの全身疾患がある患者様では、術前の全身状態の評価や、術後の経過観察をより綿密に行う必要があります。これにより、通常より多くの来院が必要になる場合があります。
メンテナンス期の来院頻度
インプラント治療完了後は、長期的な安定性を維持するため、定期的なメンテナンスが必要です。このメンテナンス期の来院頻度についても、治療計画の段階でご説明いたします。
標準的なメンテナンス頻度
治療完了後の最初の1年間は、3-4ヶ月に1回のメンテナンスを推奨しております。インプラントが安定した後は、6ヶ月に1回の定期検診で十分な場合が多いです。
ただし、患者様の口腔衛生状態、歯周病のリスク、全身状態などにより、メンテナンス頻度は個別に調整いたします。
メンテナンス内容
定期メンテナンスでは、レントゲン検査、インプラント周囲の清掃、咬合チェック、口腔衛生指導などを行います。問題の早期発見により、大きなトラブルを予防し、インプラントの長期安定性を確保いたします。
ナハデンタルでの効率的な治療スケジュール
当院では、患者様の利便性を考慮し、可能な限り効率的な治療スケジュールを組んでおります。個々の患者様のライフスタイルやご都合に合わせた柔軟な対応を心がけております。
個別化された治療計画
患者様お一人おひとりの口腔内状況、全身状態、ご希望に応じてオーダーメイドの治療計画を立案いたします。必要最小限の来院回数で最大の治療効果を得られるよう、最適化された治療スケジュールをご提案いたします。
柔軟な予約システム
お忙しい患者様にも通いやすいよう、平日夜間や土曜日の診療も行っております。また、まとめて治療を行う集中治療プランや、予約変更への柔軟な対応により、患者様の負担を最小限に抑えております。
充実したサポート体制
治療期間中は、不安や疑問についていつでもご相談いただけるよう、サポート体制を整えております。必要に応じて電話での相談や、追加の説明来院なども対応いたします。
まとめ
インプラント治療の来院回数は、標準的には8-12回程度ですが、患者様の状況や選択する治療法により変動します。初診から治療完了まで、各段階で必要な処置と検査を効率的に行うことで、最小限の来院回数での治療完了を目指しております。
沖縄県那覇市のナハデンタルでは、患者様の利便性を最優先に考え、個別化された効率的な治療スケジュールをご提案しております。最新のデジタル技術の活用により、従来より少ない来院回数での高品質な治療を実現しております。
インプラント治療の来院回数についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。患者様のライフスタイルに合わせた最適な治療計画をご提案し、無理のない通院スケジュールで治療を進めてまいります。
患者様の貴重なお時間を有効活用しながら、最高品質のインプラント治療をご提供することをお約束いたします。まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。