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  • 2025.3.10

噛むことの切さ:全身への影響とインプラントの役割

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■噛むことの切さ:全身への影響とインプラントの役割

皆さん、こんにちは。那覇市久茂地のナハデンタルです。

普段、何気なく行っている「噛む」という動作ですが、実は私たちの健康にとって非常に重要な役割を果たしています。食事の際にしっかりと噛むことは、食べ物を細かくするだけでなく、全身の健康にも深く関わっています。一方で、歯を失い、噛む機能が低下すると、さまざまな健康リスクが生じる可能性があります。

そこで、今回は「噛むことの大切さ」と、それによる全身への影響について詳しく解説するとともに、歯を失った場合の解決策として、インプラント治療のメリットについてご紹介します。

▼噛むことが全身に与える良い影響

しっかりと噛むことは、単なる咀嚼の動作を超えて、全身の健康維持に貢献します。まず、食べ物をよく噛むことで消化を助け、胃腸への負担を軽減します。唾液には消化を促す酵素が含まれており、食べ物とよく混ざることで消化がスムーズになります。

また、噛むことは脳への刺激となり、認知機能の維持や向上に役立ちます。研究によれば、咀嚼回数が多い人ほど認知症のリスクが低いことが示されています。これは、噛むことで脳の血流が促進され、神経細胞の活性化につながるためです。

さらに、噛むことは口周りの筋肉だけでなく、全身の筋力維持にも関係しています。しっかり噛むことで、顔の筋肉や首の筋肉が鍛えられ、姿勢の改善や嚥下機能の向上にも寄与します。特に高齢者の場合、しっかり噛むことでフレイル(加齢による虚弱)の予防につながります。

▼歯がないことによる全身への悪影響

一方で、歯を失い噛む力が低下すると、全身の健康に悪影響を及ぼします。まず、食事の際に十分に噛むことができないため、消化不良や栄養不足が起こる可能性があります。特に硬い食べ物を避けるようになると、タンパク質やビタミンが不足しやすくなり、免疫力の低下を招くこともあります。

また、噛む刺激が減ることで脳の活性が低下し、認知機能の衰えにつながるリスクがあります。実際に、歯が少ない高齢者ほど認知症のリスクが高いことが報告されています。

それに加えて、歯を失うと噛み合わせが崩れ、顎関節に負担がかかることで頭痛や肩こりの原因になることもあります。また、歯を失ったまま放置すると、周囲の歯が移動して噛み合わせが乱れ、歯並びや発音にも影響が出ることがあります。

▼失った歯をインプラントで補うメリット

歯を失った際の治療法として、入れ歯やブリッジがありますが、より自然な噛み心地を取り戻せる治療としてインプラントがあります。インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。

インプラントの最大のメリットは、自分の歯と同じようにしっかり噛めることです。食べ物を十分に噛むことができるため、消化を助け、健康的な食生活を維持することが可能になります。また、噛む力が回復することで、脳への刺激が増え、認知機能の低下を防ぐ効果も期待できます。

さらに、インプラントは周囲の歯に負担をかけずに治療できるのも特徴です。ブリッジ治療では隣接する健康な歯を削る必要がありますが、インプラントは独立した歯として機能するため、他の歯への影響が少なくなります。

▼まとめ

「噛む」という行為は、単なる食事の一部ではなく、全身の健康を維持するために欠かせない重要な役割を担っています。しっかり噛むことで消化が促進され、脳が活性化し、全身の健康維持に貢献します。しかし、歯を失ってしまうと、噛む機能が低下し、消化不良や認知機能の低下、さらには姿勢の乱れや顎の負担増加といった悪影響が出ることがあります。

そのため、歯を失った場合には、適切な治療を行うことが重要です。インプラントは、自然な噛み心地を取り戻し、健康的な生活を送るための有効な選択肢となります。歯を失った際には、放置せず、適切な治療を受けることで、全身の健康を維持していきましょう。

ナハデンタルでは、患者様一人ひとりに合った治療方法をご提案しております。歯の健康に関するお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。

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