- インプラント
- 2024.9.11
オールオン4とはどんなインプラント治療?
■オールオン4とはどんなインプラント治療?
皆さん、こんにちは。那覇市久茂地のナハデンタルです。今回は「オールオン4とはどんなインプラント治療?」というテーマでお話しします。インプラント治療に関心がある方は、部分的な歯の欠損から全ての歯を失った場合まで、さまざまな選択肢があることをご存知かもしれません。その中でも特に注目されているのが「オールオン4」という治療法です。この記事では、オールオン4がどのような治療で、どんな症状に適しているのかについて詳しく解説します。
▼オールオン4とは?
オールオン4とは、全ての歯を失った方や、全ての歯が抜歯の必要がある方に適したインプラント治療法です。この治療法は、上顎または下顎の歯列に4本のインプラントを埋入し、その上に固定式の歯を取り付けることによって、全体の歯を再現することができます。従来のインプラント治療では、多くのインプラントを埋入する必要がありましたが、オールオン4では少ないインプラントで全体の歯を支えることが可能です。
この方法の利点は、手術の負担が軽減され、治療期間が短縮される点です。また、骨の量が少ない患者さんでも適用可能な場合があり、骨移植が不要となることもあります。さらに、オールオン4は固定式の義歯を使用するため、従来の取り外し可能な義歯と比べて、しっかりとした噛み合わせを提供し、日常生活での快適さを大幅に向上させます。
▼オールオン4はどんな構造?
オールオン4の構造は、4本のインプラントを基盤とするシンプルかつ効果的な設計です。上顎または下顎に4本のインプラントを戦略的に配置し、その上にブリッジタイプの固定式義歯を装着します。この設計により、従来のインプラント治療と比べて少ないインプラント数で全ての歯を支えることが可能です。これにより、治療期間の短縮や手術の負担軽減が期待できます。また、噛み合わせが安定し、患者さんの日常生活での快適さが向上します。オールオン4は、全体的な歯の機能回復を目指す患者さんにとって有効な選択肢であり、年々人気が高まっている治療法といえるでしょう。
▼オールオン4の適応症
オールオン4の適応症は、主に全ての歯を失った患者さんや、抜歯が必要な歯が多い患者さんです。歯周病が進行している方、もしくは複数の歯がむし歯で残せない場合に、この治療法が選択されることが多いです。また、従来の義歯に不満を感じている方や、しっかりとした噛み合わせを求めている方にも適しています。
オールオン4は特に、噛み合わせに対して高い要求を持つ患者さんに向いています。従来の義歯では、食事の際に噛み合わせが不安定になることがありますが、オールオン4は固定された義歯を使用するため、噛み合わせが安定し、快適な食事を楽しむことができます。また、口の中で動くことがないため、発音もしやすくなり、日常会話もスムーズに行えます。
このように、オールオン4は、従来のインプラント治療や義歯に比べて、多くの利点を持つ治療法です。しかし、全ての患者さんに適しているわけではないため、治療を受ける前には、歯科医師と十分な相談が必要です。あまり適していないにも関わらず、無理にオールオン4で治療しようとすると、失敗する可能性が高まります。
▼まとめ
オールオン4は、全ての歯を失った患者さんや、多くの歯が抜歯の必要がある患者さんにとって、非常に有効なインプラント治療法です。従来の治療法と比べて少ないインプラントで済み、治療期間が短縮される点や、固定式の義歯による安定した噛み合わせが大きな特徴です。治療を考えている方は、ぜひ一度、当院での相談を検討してみてください。