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- 2025.6.26
インプラント治療の期間は？いつまで噛めないの？
■インプラント治療の期間は？いつまで噛めないの？
皆さん、こんにちは。那覇市久茂地のナハデンタルです。
インプラント治療を検討される患者様の多くが、「治療期間はどのくらいかかるのか？」「どのタイミングから普通に噛めるのか？」といった疑問を抱かれます。特に、お仕事や日常生活への影響を考えると、噛めない期間がどれほど続くのかは重要なポイントです。今回は、インプラント治療の流れや、治療期間の目安、食事に制限がある期間について詳しく解説し、入れ歯やブリッジと比較した際のインプラントのメリットについてもお伝えします。
▼インプラントの治療期間の目安
インプラント治療の期間は、個々の症例によって異なりますが、一般的には4か月から半年程度が目安となります。これは、インプラントが顎の骨としっかり結合するのを待つための期間が必要だからです。
一方でいつまで噛めないか？という問いに対しては、即時荷重という方法を用いればその日のうちに１日で仮歯が入り噛めるようになります
- 初診・診断
まず、患者様の口腔内の状態を診査し、CT撮影を行い、顎の骨の状態を確認します。この段階で、インプラント治療が適応可能かどうかを判断し、治療計画を立てます。
- インプラント埋入手術
インプラント体（人工歯根）を顎の骨に埋め込む手術を行います。手術時間は1本あたり30分～1時間程度ですが、術後の経過を見ながら次のステップへ進みます。
- オッセオインテグレーション（骨との結合）
手術後、インプラントが骨と結合するまで約3～6か月の期間を要します。この期間は患者様の骨の状態や治癒能力によって異なります。
- アバットメント装着・上部構造の作製
インプラントと骨が十分に結合した後、人工歯（上部構造）を装着します。これには数週間かかる場合があります。
▼インプラントで噛めない期間
インプラントを埋入した直後は、通常、患部に負担をかけないようにする必要があります。特に、術後1～2週間は傷口の治癒期間となるため、食事に注意が必要です。
※all on 4 （オールオンフォー）や即時荷重の場合、その日のうちに噛めます
当院でも豊富な実績がございます
- 手術直後（1～2週間）
術後の傷口が治癒するまでは、柔らかい食事を心がけましょう。お粥やスープ、ヨーグルトなどの刺激が少なく、咀嚼の負担がかからない食事が推奨されます。
- インプラントと骨の結合期間（3～6か月）
この期間は、インプラントがしっかりと骨と結合する大切な時期です。基本的には通常の食事を取ることができますが、硬いものを噛む際には注意が必要です。
- 最終的な人工歯装着後
人工歯が装着されると、通常の食事が可能になります。ただし、最初のうちは無理に硬いものを噛まず、徐々に慣らしていくことが大切です。
▼インプラントがしっかり噛める理由
インプラントがしっかり噛めるのは、入れ歯やブリッジと比べて顎の骨と直接結合するためです。
- 顎の骨と結合することで安定性が高い
インプラントはオッセオインテグレーション（骨結合）の仕組みにより、顎の骨としっかり結びつきます。そのため、食事の際にも安定感があり、硬いものでも問題なく噛むことができます。
- 入れ歯やブリッジよりも違和感が少ない
入れ歯は粘膜の上に乗せるため、装着時に違和感を覚えることがあります。一方、インプラントは顎の骨に固定されているため、違和感が少なく、天然歯とほぼ同じ感覚で噛むことができます。
- 咀嚼力が高く、食事を楽しめる
入れ歯は固定力が弱く、噛む力が天然歯の約30～40%程度とされています。それに対し、インプラントはほぼ天然歯と同じ噛む力を持っているため、硬い食べ物でも問題なく噛めます。
- 顎の骨が痩せにくい
入れ歯を長期間使用すると、顎の骨が痩せてしまうことがあります。しかし、インプラントは顎の骨に直接刺激を与えるため、骨の吸収を抑える効果があります。
▼まとめ
インプラント治療の期間は、一般的に4～6か月程度かかります。手術直後の1～2週間は噛むことに制限があり、その後も骨とインプラントが結合するまでは硬い食事を避ける必要があります。しかし、最終的に人工歯が装着されると、天然歯とほぼ変わらない噛み心地を得ることができます。
インプラントは入れ歯やブリッジと比べて高い安定性を持ち、噛む力もほぼ天然歯と同じです。また、顎の骨が痩せにくいというメリットもあります。しっかりとした治療計画を立てることで、長期的に快適な食生活を送ることが可能です。
