• インプラント
  • 2025.8.28

■インプラントは金属アレルギーでも大丈夫?素材の種類と選び方

NO IMAGE

こんにちは、沖縄県那覇市のナハデンタルです。

インプラント治療は、失った歯を補うための優れた選択肢の一つですが、「金属アレルギーがあるとできないのでは?」と心配される患者様も少なくありません。特に、インプラントの主要素材であるチタンに対するアレルギーをお持ちの方は、治療が可能なのかどうか気になることでしょう。

本コラムでは、金属アレルギーの方でもインプラント治療を受けられるのか、また、チタン以外の選択肢としてどのような素材があるのかを詳しく解説します。さらに、金属アレルギーの有無を調べる方法についてもご紹介しますので、インプラント治療を検討されている方はぜひ参考にしてください。

▼金属アレルギーでもインプラントできるかも?

結論から言うと、金属アレルギーの方でもインプラント治療を受けられるケースは多々あります。インプラントの主要な素材であるチタンは、生体親和性が高く、金属アレルギーを引き起こしにくいとされています。そのため、一般的な金属アレルギーの方でも、チタン製インプラントで問題が生じることは少ないといえるのです。

ただし、ごく稀にチタンに対してアレルギー反応を示す方もいらっしゃいます。この場合、チタンインプラントの使用は避ける必要があります。しかし、チタンアレルギーだからといって、必ずしもインプラント治療を諦める必要はありません。

◎ジルコニアインプラントについて

近年では、金属を一切使用しない「ジルコニアインプラント」が開発され、チタンアレルギーの方でもインプラント治療を受けられるようになりました。ジルコニアは、耐久性に優れ、審美的にも天然歯に近い色をしているため、特に前歯のインプラント治療に適しています。また、金属イオンの溶出がないため、アレルギーや歯茎の黒ずみのリスクが低いというメリットがあります。

したがって、金属アレルギーの方でも、インプラント治療の選択肢はあります。チタンアレルギーの有無を確認し、適切な素材を選ぶことで、安全にインプラント治療を受けることができるでしょう。

▼金属アレルギーを調べる方法

インプラント治療を検討される方で、金属アレルギーが心配な場合は、事前にアレルギーの有無を調べておくことをおすすめします。金属アレルギーを診断する方法には、主に以下の2つがあります。

1. パッチテスト

パッチテストは、皮膚に金属試薬を塗布し、アレルギー反応の有無を確認する検査方法です。通常、皮膚科やアレルギー専門医のもとで行われ、テスト用の金属試薬を背中や腕に貼り付け、48時間後に反応を確認します。その後、さらに24〜48時間後にも再評価し、遅延型アレルギーの有無をチェックします。

パッチテストでは、チタンを含む複数の金属に対するアレルギーの有無を調べることが可能です。検査結果をもとに、インプラントの素材を決定することで、治療後のトラブルを未然に防ぐことができます。

2. LTT(リンパ球刺激試験)

LTT(Lymphocyte Transformation Test)は、血液検査によって金属アレルギーを調べる方法です。パッチテストとは異なり、皮膚に直接試薬を塗布するのではなく、採取した血液のリンパ球が特定の金属に対して反応するかどうかを調べます。

LTTは、パッチテストでは確認しにくい遅延型アレルギーを検出するのに適しており、特にチタンアレルギーの有無を詳しく知りたい場合に有効です。検査は専門の医療機関で受けることができ、結果が出るまでに1〜2週間ほどかかります。

▼まとめ

インプラント治療を希望される患者様の中には、「金属アレルギーがあると治療できないのでは?」と不安を抱く方もいらっしゃいます。しかし、一般的な金属アレルギーであれば、チタン製インプラントで問題が起こることは少なく、治療を受けることが可能です。

また、チタンアレルギーの方でも、金属を使用しないジルコニアインプラントを選択することで、インプラント治療を受けることができます。事前に金属アレルギーの有無を確認し、適切な素材を選ぶことが大切です。

インプラント、All on 4 (オールオンフォー)無料相談、随時受付中
お気軽に沖縄県那覇市、ナハデンタルへいらしてください。
無料相談予約は下記まで
TEL 098-866-1176

関連記事

無料相談

当院の自由診療メニュー(インプラント・美容歯科・矯正歯科など)で不明な点や
具体的にご相談したい場合はお気軽にご連絡ください。