- インプラント
- 2025.5.28
インプラントの寿命は?交換はできる?【半永久的って本当?】

■インプラントの寿命とは?交換はできる?【半永久的って本当?】
皆さん、こんにちは。那覇市久茂地のナハデンタルです。
インプラント治療は「第二の永久歯」とも呼ばれ、失った歯を補う優れた治療法です。しかし、よく「インプラントは半永久的に持つのか?」「寿命が来たら交換できるのか?」といった疑問を持つ患者様が多くいらっしゃいます。インプラントは確かに耐久性が高い治療ですが、すべてのケースで一生涯保証されるものではありません。
本記事ではそんなインプラントの平均寿命、寿命を迎えた際の対処法、そしてインプラントを長持ちさせるためのポイントについて詳しく解説します。インプラント治療を検討されている方や、すでにインプラントをされている方はぜひ参考にしてください。
▼インプラントの平均寿命について
インプラントの寿命は、一般的に10年から15年以上といわれています。これは、適切なメンテナンスとケアを行うことでさらに延ばすことが可能です。実際に20年以上機能しているケースも珍しくありません。
インプラントの寿命に影響を与える要因には、以下のようなものがあります。
口腔衛生の管理:歯茎の健康状態が悪化すると、インプラント周囲炎を引き起こし、インプラントの寿命が短くなります。
かみ合わせの状態:過度な咬合力がかかると、インプラントや周囲の骨に負担がかかり、寿命が縮む可能性があります。
骨の健康状態:インプラントは顎の骨にしっかり固定されるため、骨の状態が悪化すると安定性が損なわれます。
全身の健康状態:糖尿病や喫煙習慣は、インプラントの定着や長期維持に悪影響を及ぼすことが分かっています。
これらの要因をしっかり管理することで、インプラントの寿命を延ばすことが可能です。
▼寿命を迎えたインプラントの対処法
インプラントが寿命を迎えた場合、いくつかの対処法があります。
- インプラントの撤去と再埋入
インプラントが周囲炎などで機能しなくなった場合、一度撤去し、骨の状態が回復してから新しいインプラントを埋入する方法が取られます。特に、骨の吸収が進んでいる場合には、骨移植や骨再生治療を併用することもあります。
- 上部構造(被せ物)の交換
インプラント自体は問題なくても、上部構造(クラウンやブリッジ)が摩耗や破損することがあります。その場合は、上部構造のみを交換することで機能を維持できます。
- 他の治療法への変更
インプラントの再埋入が難しい場合は、ブリッジや義歯など、他の治療法を検討することもあります。患者様の口腔状態やライフスタイルに応じた最適な治療法を選択することが重要です。
▼インプラントの寿命を延ばす方法
インプラントを長持ちさせるためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 毎日の適切な口腔ケア
インプラント周囲炎を防ぐためには、丁寧な歯磨きと適切な口腔ケアが欠かせません。特に、デンタルフロスや歯間ブラシを活用して、インプラント周囲のプラークをしっかり除去しましょう。
- 定期的な歯科検診とプロフェッショナルケア
3〜6ヶ月ごとの定期検診を受け、歯科医院でのクリーニングやメンテナンスを行うことが推奨されます。専門的なクリーニングにより、インプラント周囲の細菌の蓄積を防ぐことができます。
- 噛み合わせの調整
強い咬合力がインプラントにかかると、寿命が短くなる可能性があります。定期的な咬み合わせチェックを行い、必要に応じて調整することが大切です。
- 健康的な生活習慣の維持
喫煙はインプラントの寿命を短くする大きな要因です。禁煙を心がけ、バランスの良い食事をとることで、口腔内の健康を維持しましょう。また、糖尿病などの全身疾患の管理も重要です。
▼まとめ
インプラントは高い耐久性を誇る治療法ですが、適切なケアを怠ると寿命が短くなってしまいます。一般的に10〜15年以上持つと言われていますが、定期的なメンテナンスや日々のケアをしっかり行うことで、さらに長く快適に使用することが可能です。
もしインプラントが寿命を迎えた場合でも、適切な処置を行うことで再治療が可能です。インプラントの長寿命化には、口腔ケアの徹底、定期的な歯科検診、咬み合わせの管理、健康的な生活習慣の維持が重要です。