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  • 2025.4.27

「インプラントが10万円以下でできる?格安インプラントのリスクと適正価格の選び方」

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インプラントが10万円以下でできるの?

広告で『インプラント10万円以下』と見たけど、本当に大丈夫でしょうか?などの質問があります。その他に20万円以下のインプラントも相場よりも大幅に安価な格安インプラントと言えるでしょう。

結論から申し上げると質の高いインプラント治療が10万円以下でできることは不可能でリスクが伴う可能性が高いと言えます。当院の基準ですと、インプラント本体や周辺パーツ、上に被せる人工歯の仕入れ値・原価だけでも10万円を超えてきてしまいます。

ある程度の人生経験を積むとわかってくることですが、資本主義社会においては極端に安くて良い物というものはほとんど存在しません。極端に安い場合、インプラントの使い回し(他の患者様に一度入れたインプラントを他に使い回す)や日本の薬事法で承認されていないインプラントを使用している可能性があります。一例として、海外から仕入れた日本で認可されていない格安インプラントを医師の裁量で使用することは法律的には可能なのです。判断基準として相場の最低価格から30%以上も安い場合は注意しましょう。ナハデンタルでは日本の薬事法で承認されたインプラントしか使用しておりませんのでご安心ください。

いずれにせよある程度の金額がかかる治療ですので、安心と安全を優先し、適正価格のインプラントを選ぶべきだと考えます。ここではその理由を解説させていただきます。

インプラントの一般的な費用相場

標準的なインプラント治療の費用(1本あたりの目安)
手術費用 + インプラント体 + アバットメント + 被せ物(クラウン)を含めると、30万~50万円程度が一般的です。

追加費用として骨造成、静脈内鎮静法、CT検査などが発生することもあります。詳しくは歯科医院までお気軽にお問い合わせください。

10万円以下のインプラントは本当にある?

一部のクリニックで「10万円以下」と謳うケースはあるが、以下のような条件がつくことが多いです。

・「手術費用のみ」の料金で、インプラント体・被せ物などは別料金
・保険適用される特殊なケースのみ(適用条件が厳しくほとんど無い)
・中国製かつ日本の薬事法で承認が無い安価なインプラント体を使用

格安インプラントのリスクとは?

追加費用がかかり、結局高額になる可能性がある
手術費用のみ安く見せて、他の費用が別途発生するケースがございます。トータルでいくらかかるのか見積もりを確認しましょう。結果的にトータルコストが適正価格と変わらなくなる場合が多いです。

品質の低いインプラント体を使用している可能性

信頼性の低いメーカーのインプラント体は、耐久性が低く破損やインプラント周囲炎のリスクが高い場合があります。その場合、長期間持たず、やり直しが必要になることもあり、結局、余計にコストがかかる場合があります。

技術や経験が不足している歯科医師が担当する可能性

経験が浅い歯科医師による手術は、失敗リスクが高まります。例えば、インプラントを導入したばかりで安い金額で行っている場合があります。経験が不足している場合、神経損傷やインプラントのズレなどの問題が発生することもあります。

ほとんどの医院では年間数本しかインプラント手術を行なっていないと言われています。これでは手術の腕を維持することはできません。インプラント治療に限らず、どんなことでも数をこなしたほうが、上手くなるということは想像できるかと思います。医療分野においては回数をこなしている病院のほうが、リスクが少ないという調査結果が出ています。British Journal of Surgeryが2014年に発表したデータによると、年間20例以上の膵臓がん手術を行っている病院とそうでない病院の術後生存率を調査したところ、30%の差があったとのことです。つまり手術件数と術後の生存率は相関関係があるということです。
ですので、インプラント治療においても手術件数が多い歯科医院で施術を受けるべきであると考えます。ナハデンタルは沖縄県Topレベルのインプラント治療件数があり、ほとんど毎日インプラント手術を行なっています。ですので安心してお任せください。

アフターケアや保証が不十分

格安インプラントでは、保証期間が短かったり、メンテナンスが適当なことがあります。万が一トラブルが起きても、対応してもらえないこともあるとききます。

インプラント周囲炎のリスクが高まる

安価な施術では衛生管理が不十分な場合があり、感染リスクが高くなる
適切なメンテナンスが受けられず、長持ちしないこともあります。

適正価格のインプラントを選ぶポイント

インプラントの総額を確認する
手術費用、インプラント体、アバットメント、被せ物を含めた総額を確認することが大切です。表面上の記載、みせかけに騙されないようにしましょう。ナハデンタルでは術前にしっかりと全体の価格を提示させていただき、同意を得た上で治療にあたりますのでご安心ください。
「追加費用があるか」事前にしっかりチェック
これもとても大切です。インプラント治療中に追加料金を突然宣告されてしまうとかなり困ってしまうと思います。

インプラントメーカーを確認する
日本の薬事承認を取得した製品であるかが大切です。ストローマン・ノーベルバイオケア・アストラテック、松風バイオフィックス、メガジェン、ネオデント、SPI、カムログなど、信頼性の高いメーカーを使用しているかが重要です。日本の薬事承認を取得した製品であればどの製品も大差なく骨と結合します。

安価な無名メーカーのものは避ける
日本の薬事承認を取得していない可能性があるので注意しましょう。

歯科医師の実績や資格を確認する
インプラント専門医・認定医の資格や実際に年間何本くらい手術件数があるのかなどを確認しましょう。特に、実際の症例数が豊富な歯科医院を選ぶことが大切です。ナハデンタルでは国際インプラント学会の認定資格があるだけではなく、年間250本以上のインプラント手術を行っております。安心してお任せください。

保証・アフターケア体制を確認する
インプラントの保証期間が長いか(5年~10年以上が望ましい)を確認しましょう。ナハデンタルでは10年の保証を設定させていただいております。

定期メンテナンスの体制が整っているか
ご自分の歯(天然の歯)でも定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることが大切ですが、インプラント治療においても定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることが大切です。理想的には3〜4ヶ月に1回程度、最低でも6ヶ月に1回は歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを受けましょう。ナハデンタルでは基本的に年2回のメインテナンスを受けていただいております。

カウンセリングでしっかり説明してもらえるか
費用・リスク・施術方法について丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶ
不明点を曖昧にする医院は避ける

まとめ:インプラントは適正価格で信頼できる歯科医院を選ぼう


インプラントが10万円以下でできることはほぼなく、粗悪な製品を使用しているか、追加費用が発生する可能性が高いです。安価なインプラントには、品質・技術・保証面でリスクがあります。適正価格のインプラントを選び、信頼できる歯科医院で施術を受けることが大切です。

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