- インプラント
- 2025.3.6
歯がない人に向けた3つの治療法

■歯がない人に向けた3つの治療法
皆さん、こんにちは。那覇市久茂地のナハデンタルです。
歯を失ってしまったとき、どのような治療法を選べば良いのか悩まれる患者様は多いのではないでしょうか。歯は食事や会話、見た目にも大きく関わるため、適切な治療を受けることが重要です。
現在、歯がない状態を改善する方法として、大きく分けて「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」の3つがあります。それぞれの治療法には特徴があり、メリットとデメリットを理解したうえで、ご自身に合った方法を選択することが大切です。本コラムでは、各治療法の詳細と、それぞれの利点・欠点を分かりやすく解説し、最適な治療の選び方についてご紹介します。
- ブリッジの特徴とメリット・デメリット
ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を支えにして、人工の歯を橋のようにかける治療法です。固定式で違和感が少なく、見た目も自然なため、多くの患者様に選ばれています。
◎ブリッジのメリット
・しっかり固定されるため、入れ歯のように外れる心配がない
・違和感が少なく、食事や会話がスムーズ
・保険適用が可能な場合があり、比較的費用を抑えられる
・治療期間が比較的短く、1〜2か月で完了することが多い
◎ブリッジのデメリット
・支えとなる両隣の健康な歯を削る必要がある
・支えの歯に大きな負担がかかるため、将来的にその歯の寿命が短くなる可能性がある
・歯の欠損範囲が大きい場合や、支えとなる歯が弱い場合には適応できない
- 入れ歯の特徴とメリット・デメリット
入れ歯は、取り外しが可能な義歯を装着する治療法です。部分入れ歯と総入れ歯があり、失った歯の本数に応じて選択されます。
◎入れ歯のメリット
・外科手術が不要で、比較的短期間で治療が完了する
・保険適用が可能なため、費用を抑えられる
・ほとんどのケースで適用できるため、歯が1本でも複数本でも対応可能
◎入れ歯のデメリット
・慣れるまで違和感があり、装着中に痛みを感じることがある
・しっかりと固定されないため、噛む力が弱く、硬い食べ物が食べにくい
・取り外しが必要で、毎日のケアが欠かせない
・歯茎が痩せてくると合わなくなり、定期的な調整や作り直しが必要になる
- インプラントの特徴とメリット・デメリット
インプラントは、顎の骨に人工歯根(チタン製のネジ)を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。近年、最も注目されている治療法の一つです。
◎インプラントのメリット
・自然な見た目と機能を取り戻せる
・自分の歯のようにしっかり噛むことができ、硬い食べ物も問題なく食べられる
・周囲の健康な歯に負担をかけず、長期的な口腔内の健康維持に役立つ
・適切なケアをすれば、長期間使用できる
◎インプラントのデメリット
・外科手術が必要で、治療期間がやや長くなる(3〜6か月)
・保険適用外のため、費用が高額になることが多い
・顎の骨が十分でない場合は、骨移植などの追加治療が必要になることがある
▼インプラントの人気が高まっている理由
失った歯の治療法としては、インプラントを選ぶ人が急激に増えています。それは現状、インプラントしか失った歯を歯根から回復できないからでしょう。最近では、20代の患者様でもインプラントを希望されるケースが多くなっていますので、年齢に捉われず、ご自身に合った治療法を検討することが大切といえます。
▼まとめ
歯を失った際の治療法として、ブリッジ・入れ歯・インプラントの3つがあり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。ブリッジは固定式で違和感が少ないものの、支えとなる歯への負担が大きい点がデメリットです。入れ歯は比較的手軽に治療ができる反面、装着時の違和感や噛む力の低下が課題となります。一方で、インプラントは自分の歯のようにしっかり噛めることが最大のメリットであり、長期的に見ても最も優れた選択肢といえます。当院では、患者様一人ひとりの口腔内の状態やご希望に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。歯を失ってお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。