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  • 2025.2.27

インプラント奥歯2本の費用を徹底解説!相場・内訳・費用を抑えるコツ

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インプラント奥歯2本の費用はどれくらい?


歯の欠損は前から6番目から起こることが多いですが、その次に失われるのが7番目の歯です。6番目と7番目が両方無くなった場合、2本の欠損になりますので、インプラントが2本必要になります。ですので、1本の時と比べて倍の費用がかかってしまうことになります。奥歯のインプラントを検討しているが、2本の欠損のため費用が大きくなり気になる方やインプラントは保険適応外なために価格差が大きく迷っている方も多いようです。そこで本記事では相場や内訳、費用を抑える方法を詳しく解説していきます。

インプラント奥歯2本の費用相場

全国の平均相場
全国の平均は1本あたり30万円〜50万円です。2本ですと80万円〜100万円の場合が多いです。相場から大きく逸脱している場合は注意した方が良いでしょう。インプラントの使い回しや日本の薬事法で承認されていないインプラントを使用している可能性があります。例えば中国から仕入れた日本で認可されていない格安インプラントを医師の裁量で使用することは法律的には可能なのです。判断基準として相場の最低価格から30%以上も安い場合は注意しましょう。ナハデンタルでは日本の薬事法で承認されたインプラントしか使用しておりませんのでご安心ください。なお当院では1本39万円にて施術させていただいております。海外製品のインプラントは為替の影響や物価高騰の影響が大きいですので今後、インプラントの施術価格は全国的に高騰していくと予想できます。

地域やクリニックによる価格差
都心部 vs. 地方
都心部と地方では同じインプラントを使用していたとしても施術価格が異なります。インプラント治療には材料の原価以外に医院の運営を行うための従業員給与や家賃などの諸経費が含まれています。都心部では地方よりもこれらのコストが急騰しますのでインプラントの提供価格が上がってしまいます。東京や大阪などの都心部ですと1本60万円〜100万円という提供価格も存在します。インプラント以外でも同様で、同じ物を食べても都会だと高いと感じた方も多いのではないでしょうか?製品は同じですので地方でインプラント治療を受けた方がお得かもしれません。

大手歯科チェーン v.s 個人クリニック
歯科クリニックには全国展開している大手法人と個人が経営している歯科医院があります。大手チェーンは都心部の価格基準に合わせていますので地方にある大手歯科チェーンでも都心部と同じ価格です。ですので基本的には地方の個人歯科クリニックの方がお得な場合が多いと予想されます。

インプラント費用の内訳とは?
インプラントは一般的な歯科治療と比較して高額ですが、これは様々な部品で構成されているためです。その内訳をご説明いたします。
インプラント本体の価格:10〜25万円
インプラント本体はフィクスチャーと呼ばれ人工歯根にあたる部分になります。治療費の半分以上を占めます。

アバットメント(土台)の費用:5〜10万円
インプラント本体と人工歯(セラミックス)の中間に装着するのがアバットメントとよばれる土台です。まっすぐな物と角度がついているものがあります。All on 4(オールオンフォー)ではインプラントを傾斜させて入れることが多く、角度が付いたアバットメントを使用します。角度がついているアバットメントはまっすぐなものよりも値段が高い場合が多いです。

人工歯(クラウン)の費用:10〜20万円
土台の上に装着するのがクラウンです。材質によって費用が異なりますが, 現代のインプラント治療においてはジルコニアを選択することが鉄則です。これによってインプラント周囲炎の可能性を下げることができます。

診察・手術費用:10〜20万円
インプラントの埋入手術には様々な機材が必要になり、その中には使い捨て(ディスポーザブル)の物も多く含まれており、経費がかかります。

追加費用がかかるケース
骨造成手術・CT撮影・麻酔費用などで追加費用がかかる場合があります。骨造成には人工骨(骨補填剤)やコラーゲンの膜(メンブレン)が必要となります。CT撮影に別途費用をチャージする歯科医院もございます。麻酔費用は静脈内鎮静法(セデーション)や全身麻酔が必要な場合にかかります。

骨造成は5〜25万円
CT撮影は1万円前後
麻酔費用は10万円〜30万円

要する場合が多いです。

インプラント治療で保険適用になる可能性はある?


健康保険ではほとんどの場合、なりません。一般の方では99%以上の可能性でならないと考えていただいて差し支えありません。
歯が何本も生えて来ない先天性疾患などで保険適応の可能性があります。
その場合自己負担は3割程度です。
事故で歯を失った場合、ご自分もしくは相手方(自動車事故など)の私的保険が使用できる事例があります。保険会社に問い合わせしてみましょう。この場合、自己負担は0で可能な場合があります。

インプラント治療の費用を抑える3つの方法


・複数のクリニックで比較する
・医療費控除を活用する
・分割払いやデンタルローンを利用する

複数のクリニックで価格を比較する
無料相談・セカンドオピニオン活用し複数のクリニックを比較する方法があります。デメリットとしては時間がかかるということが挙げられると思います。仮に年収1000万円稼いでいる人だとすると時給としては5000円くらいある計算になります。歯医者にいくとなると前後の移動も含めて数時間は失うでしょう。すると数万円の時間コストをかけていることになります。せいぜい2〜3件までが良いかもしれません。¥

医療費控除を活用する
年間10万円以上の医療費は所得税の控除対象となります。間違えやすいのが高額療養費制度です。医療費控除は所得から一定額の控除が行われるということです。課税所得が1000万円だとするとそこから治療費100万円が差し引きされ課税所得が900万円になるようなイメージです。一方で高額療養費制度は治療費が高額になった時に一定額の支払いまでで良いという制度です。しかしインプラントは自費診療ですので適応ではありません。ですので医療費控除のみ活用できます。

概算ですが下記のように計算できます

例えば年収1000万円の方が奥歯2本のインプラント80万円をお支払いした場合約30万円程度が確定申告により還付=返金されることになります。つまり80万円の治療が実質50万円で受けられることになります。37.5% OFFです。
これはすごいですね。計算は世帯単位ですので是非この制度をご活用ください。

分割払いやデンタルローンを利用する
治療費その物は変わらないか利子を含めると少し高くなりますが、月々の支払額を抑えたい方にはお勧めできる方法です。特にデンタルローンについては使用される患者様が非常に多く、年々増えてきています。審査は10分程度で終わることがほとんどなので気軽に利用することができます。

インプラント以外の選択肢(ブリッジ・入れ歯との比較)
ブリッジの費用・メリット・デメリット
インプラントに装着する歯と同じ素材(セラミック)で奥歯2本のブリッジを作る場合、欠損の部位以外に両隣の歯2本も被せないといけないため計4本の歯を作ることになります。ですのでセラミックの歯が1本10万円の場合、計40万円かかります。インプラントの半分程度のコストで治療が可能です。保険診療でしたら銀色になりますがさらに安い金額で施術が可能です。メリットはインプラントよりも安いこと以外に無いと思います。デメリットは無数にあります。まず、両隣の歯を削らないといけなく、虫歯リスクが上がるという点。長期的には両隣の歯もダメになってしまうでしょう。次に、奥歯2本のブリッジですと欠損の長さが大きくなりますので力学的に不利な形状となってしまいます。従って、トラブルのリスクが多いです。

部分入れ歯の費用・メリット・デメリット
部分入れ歯は両隣の歯にバネをかけて歯を作る方法です。ブリッジよりも安価ですのでメリットは費用面だと思います。歯を削る必要はありませんが、バネをかけなくてはいけないので結局、両隣の健康な歯に負担がかかり、数年で揺れてきて最終的には抜歯になってしまうことが多いです。そして、見た目が悪いことや取り外し式のために会話や食事の最中に外れてしまう可能性があることもデメリットです。

お金さえ出せればインプラントを選択することにメリットが多いです。

まとめ


いかがだったでしょうか?インプラント治療となると高額になるために安く治療を受けられる方法をお探しになる方も多いかと思います。奥歯2本の場合は全国平均的には概ね60〜100万円程度要することが多く、骨造成などが必要であれば追加費用がかかる場合があります。
複数のクリニックを比較することも有効ですが安すぎる場合には注意が必要です。また医療費控除を使用することは大変効果があります(医療費控除について詳しい額は歯科医院ではなく税理士さんに問い合わせましょう)。場合によってはブリッジや入れ歯を検討する必要があるかもしれません。いずれの場合でも実際に歯科医院に行き、詳しい見積もりを出してもらうことが効果的でしょう。

ナハデンタルで奥歯2本 インプラント治療する場合

骨造成など追加の処置が必要ない場合で

39万円×2本=78万円+税 となります

※ 土台、セラミックの歯も含んだ金額になります

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