- インプラント
- 2024.12.7
炎症のある歯を無理に残すとカラダに悪影響を及ぼす
皆さんこんにちは。那覇市久茂地のナハデンタルです。
『この歯は残せますか?』と患者様からご質問いただくことがあります。
当院では様々な手法を駆使して歯の保存に努めますが, 無理に残さない法が良い場合があります。例えば、重度の歯周病の場合、歯茎の炎症がお口だけでなく全身にも悪影響を及ぼすことがあります。
この記事では、炎症のある歯を残してしまうことがどのように全身の健康に影響するのかを解説します。
はじめに
「歯周病があるけど、まだそこまで痛みはないし、このままでいいかな……」と考えたことはありませんか?実は、歯の炎症をそのままにしておくと、歯周病が原因で心臓疾患や糖尿病が悪化するリスクが高まることも分かっています。
◉炎症のある歯が引き起こす全身のリスク
1.心筋梗塞などの心血管疾患
歯周病の炎症を引き起こす細菌が血流を通して心臓にいき、病変部の血管に悪い影響を及ぼすことが分かっています。
- 糖尿病 歯周病菌により、インスリン拮抗性を悪化させてしまい糖尿病の進行に影響を与えるとされています。また糖尿病が悪化すると歯周病も進行しやすくなり、悪循環に陥ることがあります。
- 妊娠への影響 妊婦さんが歯周病を放置している場合、早産や低体重児出産のリスクが高まるというデータがあります。
◉なぜ歯を残すことがリスクになるのか?
細菌の温床になり慢性的な炎症が続く
炎症が長期間続くと、免疫システムが疲弊し、他の病気に対する抵抗力が低下します。
◉インプラント治療がリスク軽減につながる理由
- 細菌の根本的な除去 問題のある歯を抜くことで炎症の原因がなくなるので、全身への影響も軽減します。
- 噛む機能の回復
抜歯後も周囲の歯に影響することなくインプラントを入れることができます。
噛む力を取り戻し、楽しくお食事ができるようになります。
◉歯周病の炎症のサイン
- 歯茎の腫れや発赤、出血
- 歯のぐらつき
- 噛むと違和感がある
- 口臭が気になる
これらのサインがある場合は、できるだけ早めに受診しましょう。
まとめ
炎症のある歯をそのままにしておくと、体全体に影響を及ぼすリスクがあります。
適切な治療・日々の口腔内清掃・定期的な歯科クリニックでの歯のメインテナンスを行い予防していきましょう。
「この歯を残すべきか悩んでいる」
「将来的にどうなるのか不安」
という方は、ぜひ一度ご相談にいらしてください。
お悩みに寄り添いながら最適な解決方法をご提案します。
健康で美味しいお食事ができるようにサポートいたします!