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  • 2025.12.25

■インプラントの被せ物(上部構造)の種類と選び方

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皆さん、こんにちは。沖縄県那覇市のナハデンタルです。インプラントはいくつかのパーツで構成された補綴装置です。その中で重要な役割を果たすのが、人工歯にあたる「被せ物(上部構造)」です。被せ物にはいくつかの種類があり、見た目や強度、費用などが異なります。どの素材を選ぶかによって、噛み心地や耐久性、審美性に大きな差が出るため、治療後の満足度を左右します。本記事では、インプラントの被せ物の種類と、それぞれの特徴や選び方のポイントについて詳しく解説いたします。

▼インプラントの被せ物の種類

インプラントの被せ物(上部構造)の種類としては、主に以下の3つが挙げられます。

◎セラミッククラウン(ジルコニアを含む)

セラミックは、天然歯に近い美しさを再現できる素材です。特にジルコニアセラミックは強度が高く、奥歯のように噛む力が強くかかる部分にも適しています。また、金属を使用しないため、歯茎に黒ずみが出る心配がなく、金属アレルギーの方にも安心です。審美性を重視したい前歯の治療に適しているほか、耐久性も優れているため長期的に安定した使用が可能です。

◎メタルボンドクラウン

メタルボンドクラウンは、内側に金属フレームを使用し、その表面をセラミックで覆った構造です。強度が高く、奥歯やブリッジタイプのインプラント治療にも適しています。セラミック部分のおかげで見た目は自然ですが、歯茎が下がった際に金属部分が露出し、黒っぽく見える場合があります。費用と審美性、強度のバランスが良い点が特徴です。この材質は今はほとんど使われていません。

◎ゴールドクラウン

ゴールドクラウンは、強度と適合性に優れており、噛み合わせにも優しい素材です。金属であるため見た目の自然さには欠けますが、耐久性や歯との馴染みの良さから、特に奥歯に適しています。金属アレルギーがある患者様には注意が必要ですが、歯を長持ちさせたい方に選ばれることが多いです。

▼インプラントの被せ物の選び方

インプラントの被せ物(上部構造)の選び方は、以下の4つのポイントに留意することが大切です。

◎審美性を重視する場合

人と接する機会が多い方や前歯の治療では、自然な見た目が大切です。その場合、オールセラミックやジルコニアセラミックが最適です。歯茎との調和も良く、長期的に自然な笑顔を保つことができます。

◎噛む力の強さを考慮する場合

奥歯は噛む力が非常に強いため、強度の高い被せ物を選ぶ必要があります。ジルコニアやメタルボンド、ゴールドクラウンは耐久性に優れており、長期間安定して使用することが可能です。

◎金属アレルギーへの配慮

金属アレルギーのある患者様には、オールセラミックやジルコニアクラウンがおすすめです。これらは金属を使用しないため、体への影響を最小限に抑えることができます。

◎費用とのバランス

被せ物の種類によって費用は大きく異なります。審美性・耐久性・費用のどの要素を優先するかによって、最適な選択は変わってきます。患者様のご希望や生活スタイルに合わせて、歯科医師とよく相談しながら決めることが大切です。

▼まとめ

今回は、インプラントの被せ物の種類と選び方について解説をしました。インプラントの被せ物は、素材や構造によって見た目や強度、費用が異なり、治療後の快適さに大きく影響します。審美性を重視する場合はセラミック、強度を重視するならジルコニアやゴールド、バランスを求めるならメタルボンドなど、それぞれに特徴があります。患者様の歯茎の状態や噛み合わせ、生活習慣を考慮し、歯科医師と一緒に最適な選択をすることが大切です。当院では丁寧なカウンセリングを行い、患者様に最適なインプラント治療を提案しております。

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