- インプラント
- 2025.12.18
■インプラントを検討するタイミングはいつがベスト?
皆さん、こんにちは。沖縄県那覇市のナハデンタルです。歯を失った際に「入れ歯にするか、ブリッジにするか、それともインプラントか」と迷われる患者様は少なくありません。特にインプラントは、見た目や噛み心地が天然歯に近いため人気がありますが、「治療を始めるタイミング」を誤ると、治療が難しくなったり追加処置が必要になたりすることもあります。本記事では、インプラントを検討する最適なタイミングについて、歯を失った直後と時間が経過した後のそれぞれのケースを分かりやすく解説します。インプラント治療をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
▼インプラントは歯を失った直後がベスト
◎顎の骨がしっかりしている状態で治療できる
歯を失った直後は、歯を支えていた顎の骨(歯槽骨)がしっかりと残っています。インプラントは骨に埋め込むため、骨量が十分にある時期に治療を行う方が成功率は高く、手術もスムーズです。時間が経過すると骨は少しずつ吸収されて痩せてしまうため、骨造成といった追加処置が必要になる可能性があります。
◎噛み合わせや歯並びの変化を防げる
歯を失った部分をそのまま放置すると、隣の歯が倒れ込んだり、噛み合う歯が伸び出してきたりすることがあります。このような噛み合わせや歯並びの変化は、治療計画を複雑にし、インプラント埋入の難易度を上げてしまいます。早めにインプラントで欠損部を補うことで、他の歯や歯茎への負担を最小限に抑えることができます。
◎生活の質を早期に回復できる
歯を失うと、食事のしやすさや発音への影響、見た目の問題など、日常生活に支障が出ます。失った直後にインプラントを検討すれば、これらの不便を最小限に抑え、早く普段通りの生活に戻ることができます。患者様にとって生活の質を維持することは非常に大切なポイントです。
▼歯を失ってしばらく経過しても遅くはない?
◎遅れても治療は可能
「歯を抜いてから時間が経ってしまった」という患者様もご安心ください。たとえ数年経過していても、インプラント治療を受けることは可能です。歯茎や骨の状態を精密検査で確認し、必要に応じて骨造成や歯茎の移植といった補助的な処置を組み合わせれば、インプラントを埋入できるケースは多くあります。
◎タイミングが遅れると起こるデメリット
ただし、治療開始が遅れることで以下のようなデメリットが生じることもあります。
・骨量の減少
歯がない状態が続くと骨は次第に痩せ、インプラントを支える土台が不足します。追加の骨造成手術が必要になる場合があります。
・噛み合わせの不調
欠損を放置したことで、隣接する歯が動いてしまい、正しい位置にインプラントを入れることが難しくなることがあります。
・周囲の歯や歯茎への負担
空隙を埋めるために他の歯が無理な働きをすることで、虫歯や歯周病、歯茎の炎症などを招きやすくなります。
◎専門医による診断が重要
治療のタイミングが遅れた場合には、口腔内の状態に合わせた治療計画を立てる必要があります。骨の量や質、歯茎の状態、全身の健康状態を総合的に評価することで、患者様にとって最適な治療法を選ぶことができます。そのため、「もう遅いのでは?」と自己判断せず、まずは歯科医師に相談することが大切です。
▼まとめ
インプラントを検討する最適なタイミングは、歯を失った直後です。骨や歯茎の状態が良好で、噛み合わせの変化を防ぎやすいため、治療がスムーズに進みやすくなります。ただし、時間が経ってしまっても治療は決して不可能ではありません。骨造成や歯茎移植などの追加処置を行うことで、インプラントは長期的に安定した機能を発揮します。大切なのは、自己判断せず早めに歯科医師に相談することです。当院では、患者様一人ひとりの口腔内と全身状態を丁寧に確認し、最適な治療時期と方法をご提案しています。インプラント治療をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。