• インプラント
  • 2025.12.4

■インプラントは何本まで?歯が何本もない場合の治療方法

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皆さん、こんにちは。沖縄県那覇市のナハデンタルです。歯を失った際の治療法として、インプラントは見た目や噛み心地が天然の歯に近く、多くの患者様から選ばれている方法です。しかし、「インプラントは何本まで入れられるの?」「もし複数の歯がない場合はどんな治療になるの?」と疑問をお持ちの方も少なくありません。インプラントは単に本数を増やせば良いわけではなく、顎の骨の状態や全身の健康を考慮して治療計画を立てる必要があります。今回は、インプラントの埋入本数に関する考え方と、歯が多数失われた場合の代表的な治療法である「オールオン4」について詳しく解説します。

▼インプラントは何本まで埋入できるか?

インプラント治療には「何本まで入れられる」という明確な上限は存在しません。理論上はすべての歯をインプラントで置き換えることも可能です。しかし、実際の臨床では患者様の顎の骨の量や質、全身の健康状態、さらに治療にかかる費用や期間などを総合的に考慮し、適切な本数を決定します。

◎顎の骨の状態とインプラントの本数

インプラントは顎の骨にしっかりと固定されることで機能を発揮します。そのため、骨の高さや厚みが十分であることが必須です。骨量が少ない場合には、必要以上に多くのインプラントを埋入すると骨に負担がかかり、周囲の歯茎や骨の健康を損なう恐れがあります。このため、骨の状態をCTで確認し、適切な本数を計画することが重要です。

◎全身の健康状態も大切

糖尿病や骨粗しょう症などの全身疾患は、インプラントの成功率や治癒に影響することがあります。そのため、全身の健康状態を把握したうえで、必要以上に多くの本数を入れず、機能性と安全性のバランスを考慮した治療が求められます。

◎単独歯欠損と複数歯欠損での違い

1本だけ歯を失った場合には、その部位に1本のインプラントを埋入するのが一般的です。一方で、2本以上の歯が連続して失われた場合には、すべてにインプラントを入れるのではなく、2本のインプラントで3本分の人工歯を支える「ブリッジ形式」で対応することもあります。この方法は、骨や歯茎への負担を軽減し、より効率的な治療を可能にします。

▼歯が何本もない場合の治療法は?

多数の歯を失った場合、従来は総入れ歯や部分入れ歯が選択肢とされてきました。しかし、噛みにくさや違和感を訴える患者様も多く、現在ではインプラントを用いた「オールオン4」という治療法が注目されています。

◎オールオン4とは?

オールオン4とは、片顎にわずか4本のインプラントを埋入し、その上に連結した人工歯を装着する方法です。すべての歯をインプラントで支えるのではなく、最小限の本数で効率的に噛む機能を回復させることができます。

◎オールオン4の特徴

少ない本数で治療可能:従来のように10本以上のインプラントを必要とせず、4本で全体の歯を支えられるため、身体への負担を軽減できます。

・手術回数の削減

複数回の手術が不要になり、治療期間も比較的短縮されます。

・即日で仮歯が入ることもある

術後すぐに仮歯を装着できるケースもあり、治療中でも見た目や会話に支障をきたしにくい点が魅力です。

◎オールオン4のメリットと注意点

オールオン4は総入れ歯に比べて安定性が高く、噛む力も強くなります。さらに、外れにくいため会話や食事も自然に行えます。ただし、顎の骨が極端に少ない場合や全身疾患のある方では適応できないこともあります。そのため、事前にCTや血液検査などで慎重に診査・診断を行うことが欠かせません。

▼まとめ

インプラントに埋入できる本数には厳密な上限はなく、顎の骨の状態や全身の健康状態を踏まえて最適な本数が決定されます。すべての歯を失った場合でも、必ずしも1本ずつインプラントを入れる必要はなく、オールオン4といった効率的な治療法で快適な生活を取り戻すことが可能です。大切なのは患者様一人ひとりに合った治療計画を立てることです。歯を失ってお困りの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

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