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  • 2025.11.17

■インプラント手術はどのくらい時間がかかる?【手術当日の流れをご紹介】

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皆さん、こんにちは。沖縄県那覇市のナハデンタルです。インプラント治療を検討されている患者様から「手術はどのくらい時間がかかるのか?」「当日はどのように進むのか?」といったご質問を多くいただきます。インプラント手術は、歯を失った部分の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その後に人工歯を装着する治療です。一般的に安全性が高く、しっかり噛める機能と自然な見た目を取り戻すことができますが、手術当日の流れを事前に知っておくと安心して臨めます。本コラムでは、インプラント手術にかかる時間の目安と、当日の具体的な流れについて詳しく解説いたします。

▼インプラント手術にかかる時間は?

インプラント手術の所要時間は、患者様の口腔内の状態や埋入する本数によって異なります。一般的に、単独のインプラント埋入であれば1本あたり30分〜1時間程度が目安です。複数本を同時に埋入する場合や、骨の量が不足していて骨造成(GBR、サイナスリフトなど)が必要な場合は、2時間以上かかることもあります。

また、手術時間だけでなく、術前の消毒や麻酔、術後の止血確認・説明といった時間も必要です。そのため、来院からお帰りまでの所要時間は2〜3時間程度を見込んでいただくと安心です。インプラント手術の時間に差が生じる主な要因は以下の通りです。

埋入本数:1本と複数本では当然時間に差が出ます。

骨の状態:骨が十分にある場合はスムーズですが、骨造成が必要な場合は処置時間が延びます。

術式:切開を伴う従来の方法に比べ、切らないフラップレス手術は比較的短時間で終了します。

全身状態の確認:持病や服薬状況に応じた安全確認を行うため、準備に時間を要することもあります。

インプラントは外科処置を伴いますが、局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。患者様の緊張を和らげるために静脈内鎮静法を用いる場合もあり、その分前後の時間が加わることがあります。

▼インプラント手術当日の流れ

① ご来院・術前準備

手術当日は、まず体調確認と血圧測定などの全身状態チェックを行います。その後、口腔内の洗浄や消毒を行い、清潔な状態を整えます。患者様の不安を軽減するために、改めて手術の手順や注意点をご説明いたします。

② 麻酔

局所麻酔を行い、処置中の痛みをしっかり抑えます。不安の強い患者様や長時間の処置が必要な場合には、静脈内鎮静法を併用し、リラックスした状態で手術を受けていただくことも可能です。

③ 切開・ドリリング

歯茎を小さく切開し、インプラントを埋入する位置を確認します。専用のドリルで骨に穴を形成し、適切な深さと角度でインプラントを埋め込む準備をします。

④ インプラント埋入

人工歯根を骨に埋入し、安定していることを確認します。必要に応じて骨補填材を併用し、長期的に安定するよう処置を行います。

⑤ 歯茎の縫合

埋入した部分を縫合し、出血がないことを確認します。フラップレス手術の場合は切開を伴わないため、縫合が不要なケースもあります。

⑥ 術後の説明・帰宅

手術が終了したら、抗生物質や鎮痛薬を処方し、術後の注意点を丁寧にご説明します。食事や歯磨きの方法、腫れや痛みの経過についても具体的にお伝えします。帰宅後は安静を心がけていただき、数日後に抜糸や経過観察のため再度ご来院いただきます。

このように、インプラント手術は事前準備から術後の説明まで含めて一連の流れがきちんと整備されているため、患者様は安心して治療を受けることができます。

▼まとめ

インプラント手術の時間は、1本であれば30分〜1時間程度が目安ですが、骨の状態や埋入本数によって変動します。来院から帰宅までを含めると2〜3時間程度を想定するとよいでしょう。当日は、体調確認から始まり、麻酔・手術・縫合・術後説明という流れで進みます。術中は麻酔で痛みが抑えられ、安心して受けていただけます。手術の流れを把握することで、不安を軽減し、より前向きに治療へ臨むことができます。

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