- インプラント
- 2025.11.10
■インプラントは何年もつ?寿命を延ばす方法はある??
皆さん、こんにちは。沖縄県那覇市のナハデンタルです。インプラントは見た目が自然で、しっかり噛めることから生活の質を大きく向上させる治療ですが、「インプラントは何年くらい持つの?」「入れ歯やブリッジより寿命は長いの?」と不安に思う方も少なくありません。実際、インプラントにも寿命があり、日々のケアや生活習慣によって大きく変わります。本記事では、インプラントの平均寿命と、できるだけ長持ちさせるためのポイントをわかりやすく解説いたします。
▼インプラントの平均寿命
インプラントは、人工歯根(フィクスチャー)を顎の骨に埋め込み、その上に被せ物を装着して噛む機能を回復させる治療法です。耐久性に優れていることが大きな特徴で、入れ歯やブリッジに比べて長持ちする傾向があります。
一般的に、インプラントの平均寿命は10〜15年程度とされています。しかし近年は、定期的なメンテナンスを継続している方では20年以上機能している症例も数多く報告されています。
インプラントの寿命に影響を与える要因はさまざまです。まず、インプラントを埋め込む骨の状態が大きく関係します。骨量が十分で、インプラントがしっかり固定されれば長持ちしやすい一方、骨が痩せている場合は安定性が不十分となり、寿命が短くなることがあります。
さらに、全身の健康状態も無視できません。糖尿病や骨粗鬆症などの全身疾患は、インプラント周囲の骨や歯茎に影響を及ぼす可能性があります。特にインプラント周囲炎と呼ばれる炎症が起きると、天然の歯周病と同じように骨が吸収され、最悪の場合インプラントが脱落することもあります。
加えて、噛み合わせや生活習慣も重要です。強い歯ぎしりや食いしばりの癖があると、インプラントに過度の負担がかかり、被せ物の破損やフィクスチャーの緩みを引き起こすことがあります。喫煙も血流を悪化させ、歯茎の治癒力を低下させるため、インプラントの寿命を縮めるリスク因子として知られています。
▼インプラントの寿命を延ばす方法
インプラントは適切にケアすることで寿命を大きく延ばすことが可能です。以下に、患者様が日常生活で意識していただきたいポイントをまとめます。
1. 毎日の丁寧なセルフケア
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯茎や周囲の骨は炎症を起こすことがあります。そのため、歯ブラシによるブラッシングだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使い、天然の歯と同じように細部まで清掃することが大切です。特にインプラント周囲はプラークがたまりやすいため、磨き残しを防ぐ意識を持ちましょう。
2. 定期的な歯科医院でのメンテナンス
セルフケアだけでは取りきれない汚れや歯石を除去し、歯茎や骨の状態をチェックすることが長持ちの秘訣です。ナハデンタルでも、インプラント治療を受けた患者様には3〜6か月ごとの定期検診をおすすめしています。レントゲン撮影で骨の吸収を確認したり、噛み合わせの調整を行ったりすることで、早期にトラブルを防ぐことができます。
3. 噛み合わせの管理
強い食いしばりや歯ぎしりがある場合は、マウスピース(ナイトガード)を使用することでインプラントへの負担を軽減できます。特に就寝中は無意識に強い力がかかるため、予防的な管理が重要です。
4. 生活習慣の見直し
喫煙はインプラントの大敵です。血流を阻害し、歯茎の炎症や骨の吸収を進めるため、寿命を大きく縮める可能性があります。また、過度な飲酒や不規則な生活も全身の健康状態を悪化させ、インプラントの安定性に影響します。バランスの取れた食生活や十分な睡眠を意識することも大切です。
5. 全身の健康管理
糖尿病や高血圧などの持病をお持ちの患者様は、主治医と連携しながら全身管理を行うことがインプラント長持ちの条件となります。お子様の治療と異なり、大人の治療では加齢や全身疾患の影響を考慮する必要があるため、体調変化を歯科医師に伝えていただくことが安心につながります。
▼まとめ
インプラントの平均寿命は10〜15年といわれていますが、適切なケアと定期的な歯科受診を続けることで、20年以上機能させることも十分可能です。歯ブラシやフロスを使った毎日の清掃、定期的なプロフェッショナルケア、噛み合わせの調整、禁煙など、日常生活の工夫が寿命を大きく左右します。沖縄県那覇市のナハデンタルでは、インプラント治療後も患者様の大切な歯を守るために丁寧なメンテナンスを行っています。インプラントの長持ちを目指す方は、ぜひ当院へご相談ください。