歯が痛い(虫歯になっている)

歯科医院に来院する患者様の主訴(理由)として最も高頻度なのが「歯が痛い」です。多くの場合、歯が虫歯になってしまい痛みを生じています。しかし、歯科領域における痛みの中には虫歯が原因ではないことがありますので、まずは歯科医院でしっかりみてもらいましょう。

ナハデンタルでは、問診をしっかりした上で、最新のレントゲン装置などを用いて正確な診断を下すように心がけています。正確な診断で適切な処置が可能となり、早急な痛みの解決につながります。当院では、正確な診査診断をモットーに患者様のお痛みやご負担をなるべく早く軽減できるよう心がけています。

歯の痛みや虫歯でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。予約状況によっては困難なこともございますが、痛みでお困りの患者様にはなるべく早いアポイントメントをご案内いたしております。

ここでは歯の痛みや虫歯について解説させていただき、患者様の不安を少しでも軽減できたら幸いです。

歯の痛みは最強クラス、我慢できない

歯の痛みは日常生活で感じる痛みとしてはかなり強い方だと言われています。虫歯が進行し歯髄炎と言われる状況になると、何もしなくても常時痛みます。痛みが強いために仕事や勉強に全く手がつかなくなることがほとんどで夜も眠れなくなります。

虫歯が原因の歯の痛み

虫歯が進行すると歯の痛みが出てきます。虫歯はC1・C2・C3・C4と重症度により分類されます。 C1は表層の虫歯、C2は中等度、C3はかなり深い部分まで進行していて、C4になると歯を残せないほどの虫歯です。

C1の場合

ごく浅い虫歯で痛みを自覚することはほとんどありません。歯の溝が黒くなっていたり、穴が空いてきたりします。虫歯の部分を削って白いプラスティックで詰める治療が適応されます。

C2の場合

中等度の虫歯です。何もしなくて痛みが出ることは稀ですが、誘発痛といい、物を噛んだ時や冷たいもの・甘いものを食べた時にズキっと痛みが出ることがあります。C1の場合と同様に虫歯の部分を削って白いプラスティックで詰める治療が適応されます。虫歯によって削る部分が大きくなるとインレーやクラウンと呼ばれる型取りを伴う治療になることがあります。

C3の場合

多くの場合、自発痛といい何もしなくても痛みを感じることが多いです。歯の中には歯髄という骨髄のような物が詰まっています。いわゆる歯の神経と呼ばれる部分です。血管や神経が分布していますが、ここまで虫歯が及んでしまうと歯髄炎という炎症が起こり激しい痛みが出てきます。痛みの特徴としては自発痛(勝手に痛む)+ジーンという持続的な痛みです。また、痛みの強度は0〜10のうちどれくらいですか?と伺うと7〜8くらいです。とおっしゃる方が多いです。かなり強い痛みということです。処置としては抜随と言っていわゆる神経を抜くという処置になります。歯を削り感染してしまった歯髄を綺麗に取り除き別のお薬で詰める治療になります。最終的にはクラウンと呼ばれる被せ物になることが多いです。

C4の場合

ここまで来ると痛みがない場合がほとんどです。ダメになった歯を放置した結果、周辺の粘膜が感染し炎症を引き起こし痛みや腫れを生じることはあります。C4の歯は残念ながら治療をしても残せない場合がほとんどです。どうにか残したとしてもすぐに歯が折れてきてしまいます。

歯が折れてしまった場合はほとんどの可能性で歯を残すのが難しくなります。そのような場合、入れ歯やブリッジ、インプラント治療などの選択肢があります。

歯の痛みの簡易的な診断方法

下記について考えてみると虫歯がどれくらい進行しているのか自分でも判断することができます。
何もしなくても痛みが出るのか?それとも冷たいものや噛んだときの刺激で痛みが出るのか?
痛みはジーンと持続するのか?それともズキッと一瞬なのか?

何もしなくても痛みが出る → C3以上
冷たいものや噛んだときの刺激で痛みが出る →C2

痛みはジーンと持続する → C3
ズキッと一瞬 → C2

歯の痛みは自分ではどこかわからない

下顎が痛い気がするのに上が原因のことも良くあります。確立としては30%ちょっとです。やはり自己判断・診断は難しいので、歯科医院にてレントゲン撮影などのしっかりとした検査を受けましょう。

虫歯の次に多い「歯の痛み」:根尖性歯周炎

根尖性歯周炎とは歯の内部の感染が原因となり根尖=歯の根の先に炎症が起こる疾患です。何もしなくても痛みが出ることや噛んだときに痛む事が多いですが、冷たいものでは痛くならない、むしろ軽減するという特徴があります。加えて、過去に虫歯治療を行い歯の神経を取った歯によく起こります。重度になると化膿し膿が貯まるので歯茎が腫れてくることがあります。

根尖性歯周炎の場合、歯の根の中が感染している場合がほとんどですので、感染根管治療という処置を行います。C3の場合の抜随とその手順が似ていますが、歯髄=歯の神経が入っていた管の感染を取り除きお薬で詰める治療になります。最終的にはクラウンと呼ばれる被せ物になることが多いです。以前に抜随を行った歯の場合が多いので、すでに歯がたくさん削られてしまっていることが多いです。根の状態も良くなくかならずしも治るわけではありません。条件が良い場合で70%程度、悪い場合は40%程度の治癒率とも言われています。

親知らずの痛み

当院で歯が痛むと来院する理由、第3位が親知らずの痛みです。親知らずは前から数えて8番目の歯で、現代人には不必要な歯と言われています。現代の食生活は昔に比べて軟らかい物が多く現代人の顎は以前よりも小さくなってきていると言われています。そのため、8番目の歯までしっかり生えてくる余地がなく、斜めに生えてきたり、埋まっていたりすることが多いです。歯が中途半端に生えていると食べかすなどが詰まりやすくなり、バイ菌が増えやすくなります。多くの場合は自己免疫力がありますので腫れや痛みを生じることなく、自覚症状がない場合がほとんどです。しかし、激務や不規則な生活習慣、受験勉強などのストレスで免疫力が低下すると親知らずの周りの歯肉が炎症を起こし、強い痛みを生じるようになります。大切な用事があるときに痛みがあると困りますので、なるべく早めに抜いておくことをオススメします。

親知らずの痛みでは下顎の奥の方が痛むだけではなく、歯肉や頬の腫れ、そして顎の下のリンパが腫れるなどの症状があらわれます。口を大きく開けられないなどの症状も典型的です。炎症が強い場合、麻酔薬が有効な成分にならなく、抜歯をすることができません。ですので、まず、ペニシリンなどの抗菌薬を処方させていただき、急性炎症を緩和させることから治療を始めます。炎症が落ち着いたら、抜歯となります。

ナハデンタルではCTなどの最新のレントゲン装置を用いて親知らず抜歯のリスクを生確に判断するようにしております。毎日、数件の親知らず抜歯をおこなっており、大抵のケースであれば当院で対応可能です。親知らずでお困りの方はお気軽にご相談ください。

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