インプラントについて聞いてみたい

ナハデンタルでは、沖縄県那覇市で質が⾼く安⼼・安全なインプラント治療を受けられるインプラント治療が得意な⻭科医院です。

ほとんど毎日、インプラント治療をおこなっており、一般的な歯科医院では年間数本のインプラント埋入が一般的ですが、当院では年間250本以上のインプラント埋入、インプラント関連外科処置では年間1000件以上の実績があります。国立大学病院インプラント科に所属し、大手インプラントメーカーのアドバイザー・講師も務めているため様々な経験があるインプラント専門歯科医師が在籍しています。

  • ⻭がボロボロで最近、笑顔が少なくなってしまった
  • ⻭が抜け落ちてしまい噛むのに不⾃由している
  • ⼊れ⻭が合わない
  • ⻭が割れてしまい、抜くしか⽅法がないと診断された

などの場合には、インプラント治療がお勧めです。お気軽に当院までお問い合わせください。

インプラントとは?

インプラントはチタン合金で作られた人工歯根です。太さは3-4mm程度 , 長さは10mm程度の小さなネジです。形状は普通のネジのようですが, 骨に埋入して数ヶ月すると骨を作る細胞が集まってきて骨形成が行われます。生物学的にインプラントと骨が結合することで強固に固定され , インプラントの上にセラミックスでできた人工の歯を装着することができます。治療後には天然の歯と同じようにしっかりと噛むことができるようになります。


チタン合金は生体組織との親和性が非常に高い材料です。インプラント以外でも整形外科の人工関節など医療分野で幅広く使用されていて, 骨となじみやすいという他の金属には無い特徴があります。この特徴は1952年にスウェーデンのルンド大学医学部教授であるブローネマルクによって偶然発見されました。

治療の流れ

顎の骨にインプラントを入れる穴をあけて, そこにインプラントを入れます。その後, 3ヶ月前後すると骨とインプラントが生物学的にに結合しますので上に歯をつくるために型取りを行います。そこから技工士が人工の歯を製作しインプラントと接続したら治療は終わりです。一見, 簡単そうに見えるかもしれませんが, 実はとても奥が深い治療なのです。このガイドブックではこれを読んでいただいた皆様がインプラント治療について正しい情報を得ていただくと同時に, インプラント治療に対して具体的なイメージが湧くようにと思い作製させていただきました。

Step.1

インプラント治療を行う前の状態です。歯が欠損してしまった、折れてしまった、入れ歯が合わないなど様々な主訴があります。ナハデンタルではこのような方々に対してベストな解決策を提示させていただくことを心がけています。中には他院で行ったインプラント治療の不具合などもありますが、具体的なアドバイスをさせていただきたいと思います。

左下の前歯が欠損してしまった患者様を例に、当院におけるインプラント治療の流れをご紹介させていただきたいと思います。

左下の前歯が欠損していてインプラント治療を希望され来院されました。

Step.2

手術の前に、まず精密な治療を行うために、2次元的なレントゲンや3次元的なレントゲン(歯科用CT)を用いて診断を行なっていきます。当院では被曝量の少ない最新のレントゲン撮影装置を完備し、インプラントを行う場合には欠かさずに撮影を行なっています。

欠損部分のレントゲン(CT)像です。3次元的な画像で骨の高さや幅を計測し最適なインプラントの選択や適切なインプラントの配置に役立てます。白く写っている部分は皮質骨と言いとても硬い部分です。インプラントを入れる孔を開けるときに障害になることがありますのでこの部分の厚みや位置に注意しています。骨の中の黒い部分は海綿骨といいスポンジのような構造をしている部分です。皮質骨より柔らかい部分でこの部分が黒に近づくほど柔らかい骨です。あまり柔らかい場合、インプラントが固定しにくく、工夫しないといけないことがあります。特に、50歳以上の女性の場合、ホルモンバランスや骨粗鬆症の影響で真黒に映ることがあります。そのような場合、インプラントを入れる孔(インプラント窩)を開けるときに工夫が必要になります。

Step.3 歯の形を設計

インプラントの配置をプランニングするときに重要なのが、最終的な歯の形やどこに歯をつくるのが理想的かということです。以前のインプラント治療では外科手動と言って、骨がある場所にインプラントを入れて、その後に歯の位置を考えるという手順でした。しかし、この方法では理想的な歯の形を作ることができません。現代の技術を用いると正確な画像診断やデジタルでのプランニングができますので、補綴主導型(最終的な歯の形から逆算して考えていく)という方法を用いています。ですのでまず歯の形をデジタルでシュミレートしていきます。

欠損を含めた歯列を口腔内スキャナーでスキャンしコンピューター上のCADに取り込み、歯の形を作成していきます。これをデジタルワックスアップと言います。

Step.4 インプラントの配置を決定

これまで手順で作成した最終的な歯のデザインをもとに、インプラントの理想的な配置をデジタル上で再現していきます。様々な可能性を試し最も良い場所にインプラントを配置していきます。

トップダウントリートメントにより設計したインプラントの理想的な配置。赤い管は下歯槽神経といい、下顎にインプラントを行う場合に最も気をつけなくてはいけない解剖学的な構造物です。デジタルでシュミレーションすることで、このような構造物を確実に避けることができます。

Step.5 インプラント手術

補綴主導型によりインプラントの理想的な配置を決定した後に、実際に、インプラントを顎の骨に入れます。必要に応じてサージカルガイドという型枠を作成し、これに合わせてインプラントを入れていくこともあります。手術は1本であれば15分〜30分程度で終わることが多いです。浸潤麻酔を行いますので、基本的に痛みを感じることはほとんどありません。

左下の前歯相当部にインプラント手術を行いました。切開の範囲を可能な限り小さく施術することができました。ナハデンタルでは低侵襲なインプラント治療を心がけています。

Step.6 インプラント手術後の確認

何事も確認が大切です。全てのステップに全くエラーがないわけではありませんので、インプラントを入れたらレントゲン撮影を行い、予定通りの位置にインプラントが入っているかしっかりと確認します。この後、場合によっては0.5mm単位でインプラントの深さを調整することもあります。また、保存すべき解剖学的構造物と十分な距離を確保できているかなども確認していきます。

術後のレントゲン写真です。歯科用CTを用いて、埋入したインプラントの3次元的な位置を評価していきます。予定通りの位置に入っているか、骨の中にしっかりインプラントが配置されているか、保存すべき解剖学的な構造物を侵襲していないかなどを十分に確認します。

Step.7 型取り

インプラントを埋入して2〜4ヶ月程度経過すると、オッセオインテグレーションといって、生物学的に骨とインプラントが結合します。それまでは工業製品のネジと同じで機械的な嵌合力で骨に固定されていますが、生物学的に骨がインプラント表面に添加されることで咬合力にも耐えられる強固な固定が得られます。インプラントが十分に固定されたら、今度は人工歯をセラミックスで作製するために、歯列におけるインプラントの位置関係を記録します。これを印象採得と言います。シリコンという樹脂を用いたり、IOSという口腔内スキャナーを用いてこの型取りを行います。当院では患者様のご負担がより少ない口腔内スキャナーによるデジタル印象を主に使用しています。

スキャンボディーという専用のパーツを用いて口腔内スキャナーによるデジタル印象を行いました。これでCAD上で歯列に対するインプラントの正確な位置関係を再現することができます。

Step.8 セラミックスの人工歯

型取りを行った後は歯科技工所にてインプラントの上につける人工歯を作成していきます。現代のインプラント治療ではほとんどの症例でジルコニア製の人工歯を作製することがセオリーとなっています。ナハデンタルでもインプラント周辺の骨・歯茎の健康を守るためにジルコニアを用いることが多いです。

歯科技工所にてインプラントの上につける人工歯を作成しました。素材はジルコニアでスクリューリテインという結合様式を採用しています。他にセメントリテインという方法がありますが、セメント(接着剤)の取り残しによる歯周病のリスクがありますので、当院ではs、第一選択はスクリューリテインを採用しています。

Step.9 装着

インプラントの人工歯が完成した後は、実際に口腔内へ装着します。このとき、まず歯と歯の間のキツさが適切であるか確認し、問題なければ適切なトルク(30N前後でメーカーによる)にて人工歯を装着していきます。この後、噛み合わせを確認します。噛み合わせ=咬合については、当院では、アメリカのインプラント大家であるCarl.Mishが提唱している「Implant Protected Occlusion」という様式を採用しています。具体的にはインプラントは天然歯と違い歯根膜というクッション機能がありませんので、強く噛んだときに歯列全体が均一に噛むように調整しています。

とても綺麗で機能的なインプラントの人工歯が完成しましたので、これを装着しました。周囲の歯と見分けがつかないほど馴染んでいると思います。当院は歯科医師がインプラント治療を受けにくることもあります。それくらいクオリティーには妥協しません。

Step.10 メインテナンス

インプラントを長く持たせるために、人工歯を装着した後は、メインテナンスを継続的に行うことが大切です。通常、最低でも半年に1回、喫煙者や糖尿病などリスクがある方は3〜4ヶ月ごとに歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを受けた方が良いと思います。

口腔衛生状況がとても良い方ですので半年に1回のクリーニングに来ていただいております。数年に1回はレントゲンを撮影し、インプラント周辺に問題がないのかよくチェックしています。

インプラント治療は素晴らしい画期的な治療方法で他の治療に比べて管理が簡単でとてもシンプルです。世間ではインプラント治療に多少ネガティブな印象があるようです。しかし我々、⻭科医師が⻭を失ってしまった場合、第⼀選択としてインプラント治療を選択することがほとんどです。その理由として、残っている周辺の⻭を保護できるという理由が挙げられます。

⾍⻭や⻭周病で⻭を失ってしまった場合の治療⽅法は概ね下記のような⽅法がございます

  • 取り外し式の⼊れ⻭
  • ブリッジ
  • インプラント

⼊れ⻭とブリッジは保険内でも治療が可能なため価格が低くなりますが、周辺の⻭にバネをかけるために負担がかかってしまいます。またブリッジは健康な隣の⻭を削って作成する必要がありますので、不必要な⻭にダメージを与えることになります。
ですので、時間が経ってから周辺の⻭がダメになってしまい、抜⻭に⾄ったという症例を良く⾒かけます。
インプラント治療では上記のようなリスクを回避することができますので、ご⾃分の⻭に優しい治療と⾔えます。⻭の⽋損が少ないうちにインプラント治療を選択することで、ご⾃分の⻭を⻑期にわたって維持することができます。

他院で骨が薄いためにインプラント治療ができないと言われた方でもナハデンタルではインプラント治療が可能です。

その他に入れ歯の安定を目指したインプラントオーバーデンチャーという手法であったり、All on 4 (オールオンフォー)という手法も当院では多数手がけております。

インプラントに関する質問にお答えします

インプラントは抜歯後, いつまでに入れなくてはいけない?

インプラントが良いということは理解したとしても, やはり決して安くない治療ですので直ぐに決められないということがあると思います。では歯を抜いた後, いつまでにインプラント治療をしたら良いのでしょうか?理想的にはなるべく早くと言えますが, 遅くとも2ヶ月以内にインプラントを入れることが推奨されます。その理由について説明します。


・歯を抜くと周辺の骨が少しずつ吸収してインプラントを固定する骨が少なくなる
・抜歯後の骨吸収は2ヶ月を超えると顕著になる

歯の周りには歯を支える歯槽骨という骨があります。これらの骨は歯根の表面にある歯根膜という繊維性の組織から栄養供給されているため, 歯を抜いた後に吸収してしまいます。この吸収は2ヶ月を超えたとき顕著になりはじめます。インプラントを固定する骨が少なくなってしまい, 骨を再生させる処置など複雑な治療が追加で必要になってしまう可能性が増えてしまいます。したがって, インプラントを固定する骨が吸収する前, 抜歯後2ヶ月以内にはインプラント手術を受けた方が良いです。

どの歯医者さんでインプラント治療を行なったら良いのか

インプラント治療はどの歯医者さんで行なったほうが良いでしょうか?実は今は様々な歯医者さんでインプラント治療を受けることができます。

全体の3割ほどの歯科医院でインプラント治療を導入しているという統計結果があります。しかしほとんどの医院では年間数本しかインプラント手術を行なっていないと言われています。これでは手術の腕を維持することはできません。

インプラント治療に限らず、どんなことでも数をこなしたほうが、上手くなるということは想像できるかと思います。例えば、料理を1年に数回しか料理しない人よりも毎日料理を作る人の方が手早くつくることができます。毎日ピアノを練習している人のほうが、1年に数回しか練習しない人よりも、技術が高いことは明白です。医療分野においては回数をこなしている病院のほうが、リスクが少ないという調査結果が出ています。

British Journal of Surgeryが2014年に発表したデータによると、年間20例以上の膵臓がん手術を行っている病院とそうでない病院の術後生存率を調査したところ、30%の差があったとのことです。つまり手術件数と術後の生存率は相関関係があるということです。

また、British Journal of Surgery ,2011によるとオランダでは、膵臓がん患者を手術件数が多い病院に集めるようになった2005年からの4年間は、それまでの6年間に比べて、入院中の死亡率が24%から4%まで低下したとのこと。また、2年生存率は38%から49%まで上昇したと報告されています。British Journal of Surgery ,2014によると日本でも東京大学病院が全国の病院を対象に膵頭十二指腸切除術を受けた1万652人の患者を調査し、手術件数が年間8例未満の病院では入院中の死亡率が5.0%だったのに対して、年間29例以上の病院では1.4%でした。この統計データを見てもやはり手術件数は結果に影響するということがわかると思います。

ですので、インプラント治療においても手術件数が多い歯科医院で施術を受けるべきであると考えます。ナハデンタルは沖縄県Topレベルのインプラント治療件数があり、ほとんど毎日インプラント手術を行なっています。ですので安心してお任せください。

インプラント治療が怖い, 不安という場合

インプラント治療を検討しているけど, 外科処置や麻酔, 術後の痛みが不安で決めかねているという患者様が多いようです。インプラント治療は痛いのでしょうか?患者様の疑問にお答えします。

・表面麻酔をして慎重に麻酔の注射を打つので麻酔の痛みは少ない
・麻酔が十分に効いてから外科処置に移るので術中の痛みは少ない
・インプラントの手術自体は術後に痛みを感じることは少ない

インプラントを希望しているが骨が少ないからできないと言われた

当院では今まで骨が少ないという理由でインプラント治療をお断りした事例はまだございません。当院では骨が少ない場合に骨再生術を行いインプラント治療を行うことができます。ALL ON 4 (オールオンフォー)では骨が少ない場合でも、傾斜埋入という手法を用いることで多くの場合、インプラント治療が可能です。

インプラントで節税できる可能性があります

インプラント治療は咀嚼機能を回復・維持するための医療ですから, 医療費控除の対象になります。医療費控除とはその年の1月1日〜12月31日の1年間において同一世帯で支払った医療費の合計金額が一定額を超えた場合に, 所得控除が受けられるという制度です。一般的に, 10万円を超えた場合にこの制度の対象となるため, インプラント治療は医療費控除の対象になります。なお医療費控除の上限は200万円です。

歯がボロボロでも治せます

「歯がボロボロで歯医者に行くのが恥ずかしくてなかなか来られなかった」とおっしゃる患者様が当院にはよく来られます。けど安心してください。我々, 歯科医師や歯科医院で働く従業員は歯を直すのが仕事ですし, 日々, ボロボロなお口を拝見させていただいておりますので, 何か思ったりすることはありません。それ以上に, 歯がボロボロな方がインプラント治療で劇的に口元が代わり, 人生が変わっていくのを目の当たりにできることにやりがいを感じております。

これまで何人もそのような方を拝見してきました。不安なことはなんでもおっしゃってください。どんな些細なことでも結構です。我々に安心してお任せください。

インプラント治療では総合力が試される

インプラント治療はインプラントを入れてそれで終わりではありません。人口歯根の上に歯をつくる工程が必要になります。この時に補綴(被せ物や入れ歯の分野)に関する知識と技術が必要になります。さらに、インプラントでどこの部分に歯を作ったら良いか考えなくてはいけませんが、これは矯正の知識が役立ちます。ナハデンタルのインプラント担当医は矯正治療も歯科医師に指導するレベルにありますし、補綴治療の経験も豊富ですので我々に安心してお任せください。

当院では無料相談を承っておりますので、
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